女性って、痩せていたい、という気持ちがありますよね。

そこはかとなく
「もうちょっと痩せたい」と思っている。
「ちょっと痩せたんじゃない?」と言われると、嬉しい…
そういう人、多いと思います。

でも、日本人女性の「痩せ願望」は、世界的に見てもかなり強い方らしいんです。

20代女性のおよそ5人に1人がやせ(BMI 18.5未満)というデータがあります。

アメリカやドイツの約5倍という指摘もあって、OECDの報告でも「先進国の中で若い女性の低体重がこれほど問題になっている国は日本くらい」と名指しで言及されています。

世界が”太りすぎ”に悩む中、日本だけが逆方向に進んでいる。
ちなみに、韓国も痩せ願望が強いらしいです。

SNSでは「断食でスッキリ」「朝食抜きでオートファジー」という情報があふれ、少食を推すお医者さんやインフルエンサーも山ほどいる。

  • 食べない方が健康的
  • そして、痩せていたい

この二つの意識に、家事や育児や仕事で忙しい日常が重なると…
いつの間にか、食べる量が減っていく。

食べる量がちょっと減ると、最初は「体が軽い、頭がすっきりする」と感じることがあります。
少食を続けて調子が良くなった、と感じる方もいます。
これ、自律神経が頑張るモードになったり、頑張るホルモンがいつもよりもたくさん出るからです。

でも、これが1年、2年、3年…と長く続くと、じわじわと体に影響が出てきます。
頑張るモードに入りにくくなり、頑張るホルモンも出にくくなってくる。

少しずつ起きるので、気づきにくく…
気づいた時は「なんでこんなに疲れやすくなったんだろう?」と不思議に思う。

「健康のために少食にしているのに…」

こういう方、とても多いです。
そして、これは僕らも経験したことです。

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こんなこと、思い当たりませんか?

  • なんとなくいつも疲れている
  • 眠りが浅い。朝スッキリ起きられない
  • 手足が冷える。体が温まりにくい
  • 髪が細くなった。抜け毛が増えた
  • 甘いものがやめられない。食べ始めたら止まらない
  • イライラしやすい。気分が沈む日が増えた

「意志が弱いから」「歳のせい」ではなく、体のエネルギーが慢性的に不足しているサインかもしれません。
低栄養の状態が続くと、貧血、ホルモン分泌の乱れ、骨密度の低下なども起こりやすくなると報告されていて、疲れやすさや冷え、気分の落ち込みにも関わってきます。

カロリーが足りない状態が続くと、体は省エネモードに入ります。
代謝を落とし、体温を下げ、甲状腺の動きをゆっくりにする。
その結果、「食べていないのに痩せない」という状態になることもあります。

さらにちょっと驚く話があって。
食事量が少なく運動量も少ない”やせた”女性の中には、血糖や脂質などの代謝の数値が、むしろ肥満の人に近くなっているケースがある、という研究報告があります。
「やせ=健康」とは限らない、ということですね。

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甘いものへの強い欲求も、体が「エネルギーをくれ!」と叫んでいるサインです。
これは本能なので、意志でどうこうできるものじゃない。
だから、止まらない自分を責めても、自己嫌悪が増して傷つくばかりです。

ちなみに2025年には、日本肥満学会が「女性やせ・低栄養症候群」という病態名を新たに提案しています。
医療の側からも、痩せすぎと栄養不足の組み合わせが、ひとつの深刻な健康問題として認識されてきた、ということだと思います。

「痩せていたい」という気持ちは、日本人女性の場合、もはや”プログラム”のように心の深いところに埋め込まれているような気がしています。
自分では意識すらしていない、当たり前のこととして。

ただ、その当たり前を心がけていると、思わぬ代償を払い続けているケースが少なくない。

いつも食事を少なめに心がけている方は、ちょっと立ち止まって、ご自身の食事内容をもう一度確認してみてくださいね。

カロリー、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル。
体や心が健全に動くためには、たくさんの栄養が必要です。
食べることで、美しく、元気になる方法を見直してみてくださいね。