朝ごはんが食べられない人へ
「朝ごはんが大切なのはわかった。でも食欲がなくて食べられない」——
そういう方も多いと思います。実はこれ、あなたの体質や胃腸が弱いせいだけではないかもしれません。
朝食欲がない人に、一つ聞いてみたいことがあります。前の夜、食べすぎていませんか?
夜の爆食いが、翌朝の食欲を奪っている
夜に爆食いしてしまう原因の多くは、昼間の血糖値の乱れにあります。
朝食べない→
空腹のままお昼を食べる→
血糖値が爆上がりして眠くなる→
午後3時から4時ごろに血糖値が下がって甘いものが欲しくなる→
食べてまた血糖値が上がる→
夕食前にまた血糖値が下がってどっと食べてしまう。
この悪循環が夜の食べすぎを作り出しているのです。

夕方の一口を変えるだけで、悪循環が止まる
この悪循環を整えるコツは、夕方の補食を甘いものからおにぎりやゆで卵に置き換えることです。
甘いものを食べたくなったら、代わりにタンパク質や複合炭水化物を少し口にする。
具体的にいうと、ゆで卵、納豆、ちくわ、ピンポン玉おにぎり、芋、栗など。
そうすると、夜の爆食いが少しずつ落ち着いてきます。
朝しっかり食べると夜の爆食いが減る、夜が落ち着くと翌朝食欲が出てくる——
この好循環が体を整えていきます。
食べすぎた翌朝は、無理せず一口だけ
夜食べすぎた翌朝は、無理しなくて大丈夫です。
でも何も食べないより、消化の良いものを一口だけ食べてほしい。
味噌汁だけ、バナナ半分、ヨーグルト少量——食べやすいもので十分です。胃腸を少し動かすことで、体のリズムが整っていきます。
時間がない人は、ゆで卵、納豆、ヨーグルトなど準備ゼロで食べられるものを常備しておいてください。前日の残り物でも全然いいです。完璧な朝ごはんでなくていい。
まず一口から始めてみてください。
その一口が、体調を変えていきます。

隠れた原因、夜間低血糖
もう一つ、朝食欲がない原因として知っておいてほしいことがあります。
夜間低血糖です。
寝ている間に血糖値が下がりすぎると、体は夜中にアドレナリンを出して血糖値を上げようとします。
そのため夜中に目が覚めたり、食いしばりがあったり、朝起きたときにすでに疲れていたり、頭痛がしたりすることがあります。
朝ごはんの食欲がないというより、なんとなく気持ち悪い感じがする人は、夜間低血糖が関係しているかもしれません。これについては血糖値の章で詳しくお話しします。