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ドミニック・ローホー著
原 秋子訳
よき本でした。
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食事を作ると言う行為は、
今と言う時間の一瞬一瞬を味わいつつ生き、
自己実現していく行為です。
頻繁に料理をする人にとって、
この時間は自立した生活を送り、
また自己コントロールするために不可欠だということです。
細部に気遣い、段取りよく仕切るセンス、
キビキビとした1連の動作などが安堵感を与え、
人生と正しく向き合いたいと思う彼らの存在に
1つの形を与える手立てとなるのです。
実に「料理をすること」は、ただ時流に流されっぱなしになるのではなく、
自分の人生の手綱を自らとり、
ささいな達成感を積み上げていくことで、日々の生活を養い操っていくことです。
〜中略〜
料理する事は、
外界のカオスから逃避したいときに
内面を見つめ瞑想に浸る機会を与えてくれるものでもあります。
毎晩家に帰り、料理すると言うルーティンは、
その日起こった出来事について距離を置いて考え、
そのことに意味を見つけたり、
思いを巡らしたり、
緊張をほぐしたりしてくれます。
料理することで時間が豊かに、
生き生きと流れるのです。
それは「生きるために時間をかけることを学ぶ」ことでもあるのです。
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自分で料理をする様になってから
ずっと感じていて
料理教室でも
ずっと伝えたいと思っていたことが
明確な言葉で記されていて
ドミニック スゲッ😆
ってなりました👏👏